クロレラとは?
Q1 クロレラとは?
20数億年前から生息しているほぼ球形をした淡水性のプランクトン(淡水産単細胞緑藻類)です。
ギリシャ語のchlorクロロス(緑色の)とラテン語のellaエラ(小さなもの)から名づけられ、直径3~8ミクロン(1ミクロンは1/1000ミリ)の大きさのもので、1つの細胞が20時間ごとに4分裂を繰り返すというように、光合成速度は陸上植物の数十倍という驚異的な増殖力を持っています。
タンパク質の含有量が多いことから将来の食品不足を解消してくれる「未来食」として期待され、日本では、1951年(昭和26年)から研究開発が進められてきた。
必須アミノ酸全てと、天然の状態の各種ビタミン・ミネラルをバランスよく豊富に含んでいます。
Q2 クロレラの生産は?
日本(福岡、沖縄)、台湾、中国、インドネシア、韓国などで行われており、食品の他にも、農業・水産へと需要が広まっている。
Q3 クロレラの種株は?
約20種類の種(スピーシズ)があり、一般的には、ブルガリス・エルプソイデア・ピレノイドサ・レギラリスなどの種が食用とされています。
Q4 筑後産クロレラとは?
福岡県筑後市で生産されるクロレラ・ブルガリス・チクゴ株のこと。
筑後産クロレラの薄い細胞壁
筑後産クロレラは特殊な細胞特性を有する新品種クロレラです。
細胞壁が極めて薄く(一般的クロレラの1/5~1/20)柔らかです。
胃腸ですみやかに消化吸収。
消化吸収率は82%
一般のクロレラの細胞壁
一般的なクロレラは細胞壁が厚く、消化吸収率は60%程度、そのため機械で細胞破壊をするところもあります。破壊処理では栄養価値の低下が認められます。細胞を破壊しても、エキス量がアップしたり、その効果が向上したりすることはありません。
Q5 クロレラが体に良いと言われるのは なぜ?
1.栄養補助効果
現代の食生活で不足しがちなビタミン(16種類)、ミネラル(14種類)、食物繊維(4種類)、葉緑素(2種類)などの栄養素を豊富に含み、生の緑黄色野菜の10倍の栄養価に匹敵します。私たちの体に欠かせない“緑”の栄養を手軽に補給することができます。
また、クロレラはひとつの細胞でひとつの生命体を形づくっており、食養でいう「一物全体食」にあたるため、食物の葉・花・実・茎・根をいっしょに食べ合わせたのと同様の栄養バランスの良さがあります。
2.保健効果
クロレラには、独特の成分=クロレラエキスが含まれています。クロレラエキスの内容成分はクロレラの種類によってさまざまですが、私たちの体にもともとそなわっている「恒常性維持機能(自分の体を常に健康に保とうとする力)」に役立つ成分であることがわかっており、病気にかかりにくい健康な体質を強力に維持します。
Q6 クロレラエキス(CVE)とは?
クロレラの中でも最も優れたブルがリス種をさらに選別した独特の種株を用いて生産する<筑後産クロレラ>から抽出されたもの。
タンパク質、多糖体、核酸関連物質などから構成される恒常性維持機能(人間が本来持っている「自分の体を常に健康に保とうとする機能」)に必要な成分です。