特長成分Q&A

乳酸菌とは?

Q1 乳酸菌とは?

オリゴ糖などの糖を利用して、乳酸をはじめとする酸をつくりだす細菌の総称で、自然界に広く存在しています。

人間の体内にすんでいるのは、各種のビフィズス菌、乳酸桿菌のラクトバチルス菌や乳酸球菌のラクトコッカス菌、スプレプトコッカス菌などで、これらは善玉菌と呼ばれ、その働きをプロバイオティクスと呼びます。

Q2 はっ酵乳って?

私たちが普段、生きた乳酸菌を手軽に取れる食品に、はっ酵乳があります。

厚生労働省の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」によって成分規格が定められ、無脂乳固形分(牛乳の全乳固形分から脂肪分を差し引いた残りの成分)8.0%以上、乳酸菌数1000万以上/mlと定められています。

牛乳は、栄養的に優れた食品ですが、はっ酵乳は、牛乳をさらに乳酸菌で発酵させているので、牛乳中のたんぱく質が分解され、消化吸収されやすくなっています。

Q3 乳酸菌の含まれる食品は?

はっ酵乳の形では、ヨーグルト、乳酸菌飲料、チーズ、バターなど、乳を乳酸菌で発酵したものがよく知られていますが、はっ酵乳以外では、漬物、味噌、醤油などの加工品にも乳酸菌が含まれています。食品によって使われる乳酸菌の種類が決まっています。

乳酸発酵によりつくられた食品には、独特の風味が生まれ、さらには、乳酸菌の働きにより保存性に優れ、乳酸発酵により、食べ物は消化吸収されやすい形に変わります。

Q4 腸内には、どれだけの細菌がいるの!

なんと!私たちの腸内には、約100種100兆個の細菌がすんでいると言われています。その中には、健康を害する悪玉菌もいっぱいです。

ただ、善玉菌の比率が高くなると、悪玉菌は繁殖が抑えられ、暴れまわることができません。善玉菌が優勢になると、各種栄養成分も健全に吸収されるようになるといわれています。

Q5 よく耳にする『善玉菌』『悪玉菌』って?

腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌がいます。

腸内の細菌類には、有用菌(有害物質を便とともに体外へ排出してくれる菌)と有害菌(悪玉菌)と日和見菌(善玉菌が多いときはおとなしいが、悪玉菌が増えると有害な作用を及ぼすことがある菌)の3種があります。

腸内細菌の総量はだいたい一定で、善玉菌が増えると悪玉菌は減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えます。

腸内細菌の勢力関係が健康のバロメーターとなるわけです。

善玉菌の代表格として、

乳酸菌、ビフィズス菌など。

☆善玉菌を増やすもの・・・乳酸菌、食物繊維、オリゴ糖、運動 など。

悪玉菌の代表格として、

大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌などの腐敗菌。

☆悪玉菌を増やすもの・・・加齢、偏った食事、ストレス、運動不足 など。

日和見菌の代表格として、

バクテロイデス、連鎖球菌など。

Q6 『プロバイオティクス』『プレバイオティクス』って?

プロバイオティクス

腸内細菌のバランスを整えて体に良い働きをする生きた菌をとること。その菌や、菌を含む食品をさします。

☆代表的なもの・・・乳酸桿菌、ビフィズス菌など。

プレバイオティクス

結腸内に生息する有用菌の増殖を促進したり、有害菌の増殖を抑制したりすることによって、宿主に有益に働く難消化性食品成分のこと。

☆代表的なもの・・・プロバイオティクスを増殖させるオリゴ糖など

(フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖など。)、食物繊維。

オリゴ糖

腸内でビフィズス菌のえさになる。乳酸菌が増えると酸を多く出すので、腸内が酸性になり、悪玉菌は酸性が嫌いなので減少します。

(大豆・バナナ・ごぼう など)

食物繊維

体内で消化されにくい難消化性食品成分で、善玉菌のえさになる。便のかさや水分を増し、有害物や不要物の排泄をスピードアップさせる体の掃除人の働きをする。

(イモ類、キノコ類、豆類、海藻類、果物 など)

プロバイオティクス+プレバイオティクス=シンバイオティクス

DHAとは?

Q DHAとは?

DHAは、多価不飽和脂肪酸の一つです。

DHA(ドコサヘキサエン酸)は主に魚油から精製されますが、魚油には同時にEPA(エイコサペンタエン酸)も含まれ、ペアのような存在の成分です。科学的にも、わずかに大きさの異なる物質なのです。

DHAは、もともと人間の脳細胞の脂肪の中に豊富に含まれています。

脳の中の、特に「海馬(記憶・学習の機能をつかさどる部位)」と呼ばれる部分に多く存在します。

また、目・心臓・子宮や精子などに存在し重要な働きをしています。

私たちの健康のために大切な役割を果たす不飽和脂肪酸ですが、加齢とともに不足しがちになってしまいます。

クロレラとは?

Q クロレラとは?

20数億年前から生息しているほぼ球形をした淡水性のプランクトン(淡水産単細胞緑藻類)です。

ギリシャ語のchlorクロロス(緑色の)とラテン語のellaエラ(小さなもの)から名づけられ、直径3~8ミクロン(1ミクロンは1/1000ミリ)の大きさのもので、1つの細胞が20時間ごとに4分裂を繰り返すというように、光合成速度は陸上植物の数十倍という驚異的な増殖力を持っています。

タンパク質の含有量が多いことから将来の食品不足を解消してくれる「未来食」として期待され、日本では、1951年(昭和26年)から研究開発が進められてきた。

必須アミノ酸全てと、天然の状態の各種ビタミン・ミネラルをバランスよく豊富に含んでいます。